百合の誇り

10/28(日)成城大学戦 

成城大学との対抗戦第5節は、立教が43−5(前半26−0)で勝利した。

週末降り続いた雨でグランドコンディションは最悪。

ボールもピッチもスリッピーで、互いに意図したスペースにボールを運べないシーンが目立った。

FWに大きなサイズの選手のいる成城はFWの前にでるチカラは今までの対抗戦の相手の中でも一番であった。

執拗にピックアンドゴーを繰り返してもボールキープ力は落ちなかった。

この日、立教のできは極端に悪いという訳ではなかった。

積極的にボールを動かし、先週のタマリバ合同練習で明確になった課題であるボールキープの技術と姿勢も格段にレベルアップした。

立教の強みである相手にチャンネルを絞らせないアタックも発揮でき、先週までに無かったアタックムーブも試す事ができた。

それでも思うように得点を重ねられない。

こういう試合はチームの適応力が問われる事になる。

足場が悪かったとは言え、不用意な反則が多かった。
そして相手DFの特徴を認識し、試合中に戦い方を絞って戦えなかった。

具体的には書けないが、相手DFによってFWをどこのチャンネルに走りこませるかという事で、BKが有利な形でボールを受けられるかどうかが決まってくる。

その点を修正すればもっと爆発的な得点力を発揮できるであろう。

次節は早稲田大学との定期戦である。
早稲田は立教相手にCチームをぶつけてくる予定であり、立教としては春も負けている相手である。

立教のランニングラグビーで、早稲田Cを圧倒して、自信をつけてシーズン後半戦に望んで欲しい。



次節は11月3日早稲田大学上井草グランドで行われます。
学生は今週からの秋合宿で更に磨きをかけて全力で早稲田を倒しにいきます。
熱い応援をよろしくお願い致します。





10/14(日)東京大学戦 

東京大学は弱い。

この試合を観てそう思った人はいないだろう。

仮に立教の中に東京大学を只の対抗戦Bのチームで相手にもならなかったと考えている者がいるとすれば、きっとこの先の戦い、苦渋を舐めさせられる事になるだろう。

東京大学は明らかにこれまで対戦してきたチームとは違った。
一番の違いは、本気で「立教に勝ちに来ていた」事ではないだろうか。

徹底して立教を分析してきていたのが、最初のワンプレーで分かった。
それ程までに立教相手に自分たちがやる事を明確に絞って練習を積み重ねてきていたのだろう。

立教は東京大学戦を前半戦のターゲットとして位置づけ、しっかりと準備して臨んだ。しかしながら、結果としては東京大学の鋭く低いプレーの圧力を受けてしまう事になった。
チャレンジャーとしてのプレーヤーの姿は少なかった。東京大学の方が次のプレーへの動き出しが早く、迷いがなかった。

立教がしっかりと準備をしていなかった訳ではないし、油断していたわけでもない。

ただ、もしラグビーを舐めて準備を怠っていたらと思うとゾッとする。

そんな姿を試合中に見せれば、1トライに押さえてこの点差で勝つことはできなかったかもしれない。「最終スコア78−5(前半40−0)」

組織のチカラの及びにくいところで立教の選手たちの突破力が上回り、得点に結びついた。

ターンオーバーからのトライや、ラインアウトモールからのトライは練習の賜物であり、これから更に創意工夫し、磨きをかけていくべきところであろう。

CTB広石は岩石のような腰を持ち、多少のタックルではビクともしない。

NO8安部はピンチとチャンスを嗅ぎ分ける嗅覚を持っている。そしてそこに反応できるスピードがある。

そして久しぶりにスタメンでの出場となったキャプテン安武は持ち前の低いプレーでBKに生きたボールを供給し続けた。
ついにキャプテンがチームに戻ってきた。

これまでは試合中もどこか纏まり切れない弱さが感じられる事があったが、これからは安武の激キャプテンシーで、チームを強固に固めてもらいたい。

ゲーム全体の印象としては、非常にキックの多い試合だった。
東京大学はキックの蹴り方、落とす位置まで計算し尽くされていたが、立教はSO吉田の安定したキックで確実に敵陣に入った。
そして前の試合同様、カウンターアタックからチャンスを掴み得点に結びつけた。

立教は意図した通りにボールを運ぶシーンも多かったが、意図したテンポでリサイクルし続けられたプレーは少なかった。

相手のDF如何に関わらず、自分たちの意図するラグビーをやるには、ボールを保持し続ける事が大切である。

個々人がポジション毎の拘りをもっともっと持たなくては、入れ替え戦という舞台で相手を圧倒することは厳しいだろう。

対抗戦Bリーグの中でどれだけ成長していけるか、これがポイントではないだろうか。

10/7(日)一橋大学戦 

関東大学対抗戦第3節立教大学対一橋大学の試合は89−0(前半43−0)で立教大学が完封勝利を収めた。

一橋大学の特徴はアップ&アンダー(ハイパント)と、鋭い出足のディフェンスであった。

ディフェンスは組織立った一枚の壁のようなものではなく、個々人の判断によるものであり、ツボにはまればビックタックルが生まれ、インターセプトの危険性もある。

言ってみれば予知しにくい相手のDFを如何に崩すか。という事が大きなテーマであった。

もうひとつは相手のキック(ハイパントやボックスキック)を巧く処理して、カウンターに結びつけるという事が大切であった。

その2つの視点でゲームを観ると、90点くらいの高い点数が付けられるのではないだろうか。

相手の不意に飛び出すDFにタックルを受ける事もあったが、そこは落ち着いて確実に立ってモールを形成し、慌てる事がなかった。

小林、広石の両センターは予知できない相手に対しても深い位置から相手をズラして何度も相手DFをブレイクした。

HO金岡、LO吉松、FL戸谷らがポイント周辺を鋭くゲインする事でリズムが生まれ、相手DFの出足が鈍る。出足の中途半端なところに小林&広石が勝負を仕掛けて裏に出る。
相手の的を絞らせない大変いい攻撃である。

一橋のキックに対してはFB金澤が100%カウンターでゲインし、FWを前に出した。

やはりキックというのは相手に攻撃権を譲るという事なので、効果的に蹴らなければならないし、例えミスキックであっても、整備されたチェイスでDFすることができれば、結果攻めのキックになる。

一橋大学はその点まだ整備し切れていなかったと言えるのかもしれない。それは立教が格上の相手の試合をする際にも絶対に大切になる事である。

キックチェイスは「走る意識」と「揃える意識」がなければ成り立たない。一人がサボって走らなくても目立ちにくく、バレにくい。
立教はどんな状況であってもチームの為に『整備』する選手の集団であって欲しい。


この試合の課題は「詰めの甘さ」であった。

何度もビックゲインをするも、それが直接得点に繋がらない。

原因は幾つかあるが、ゲインした選手にもう少し余裕があればいいのだろうか。スピードを落としてでも確実に次のサポートにパスをするなり、無理なパスは放らずラックにするなり、より確立の高いオプションを選択する事が大切なのだろう。

もうひとつはボールを持っていない選手が次の攻撃に備えて準備をしていないこと。立教のアタックにはチームのルールがある。
攻める方向や攻めるチャンネル。そのイメージが15人の頭の中で共有されていると、より効率の良い動きができ、ワークレートが高まる。

まず意識の共有。それができたら次はポジショニング。次の攻撃を効果的にする為に次へ動き出さなければならない。

自分がボールに関わる仕事(ボールキャリア、スイープ等)をする時以外は、全て次の準備の時間である。

自分が次にボールに関わるのが3フェーズ後かもしれないし、2フェーズ連続で攻撃に参加する事もあるが、次の攻撃を予測して、相手の穴を見つけ、効果的なアタックを実現できるポジションに立つ。そしてコミュニケーションをとる。

そこまでが準備である。そこまで準備していて起こるミスなら仕方がないとも言えるかもしれないが、準備不足で起こるミスはひとつでも減らしたい。

前半一橋の激しい絡みにペナルティ(ノットリリース)を犯してしまったのも、予測と準備が足りなかった事で次の一歩が遅れてしまった事が原因だったかもしれない。

ラインアウトの修正と、ラインアウトモールの強化を行い、上記した「
準備する癖」を付け、試合で実現できれば、より隙の無いゲームができるだろう。

相手に一切スキを見せないラグビーを展開して欲しい。

PA0_0000.jpg


次節は10月14日(日)東京大学戦となります。(14時KO)

前半戦のターゲットの試合となります。学生も目の色を変えて気持ちのこもったプレーを見せてくれると思います。

沢山のご声援をお願い致します。