10/7(日)一橋大学戦
関東大学対抗戦第3節立教大学対一橋大学の試合は89−0(前半43−0)で立教大学が完封勝利を収めた。
一橋大学の特徴はアップ&アンダー(ハイパント)と、鋭い出足のディフェンスであった。
ディフェンスは組織立った一枚の壁のようなものではなく、個々人の判断によるものであり、ツボにはまればビックタックルが生まれ、インターセプトの危険性もある。
言ってみれば予知しにくい相手のDFを如何に崩すか。という事が大きなテーマであった。
もうひとつは相手のキック(ハイパントやボックスキック)を巧く処理して、カウンターに結びつけるという事が大切であった。
その2つの視点でゲームを観ると、90点くらいの高い点数が付けられるのではないだろうか。
相手の不意に飛び出すDFにタックルを受ける事もあったが、そこは落ち着いて確実に立ってモールを形成し、慌てる事がなかった。
小林、広石の両センターは予知できない相手に対しても深い位置から相手をズラして何度も相手DFをブレイクした。
HO金岡、LO吉松、FL戸谷らがポイント周辺を鋭くゲインする事でリズムが生まれ、相手DFの出足が鈍る。出足の中途半端なところに小林&広石が勝負を仕掛けて裏に出る。
相手の的を絞らせない大変いい攻撃である。
一橋のキックに対してはFB金澤が100%カウンターでゲインし、FWを前に出した。
やはりキックというのは相手に攻撃権を譲るという事なので、効果的に蹴らなければならないし、例えミスキックであっても、整備されたチェイスでDFすることができれば、結果攻めのキックになる。
一橋大学はその点まだ整備し切れていなかったと言えるのかもしれない。それは立教が格上の相手の試合をする際にも絶対に大切になる事である。
キックチェイスは「走る意識」と「揃える意識」がなければ成り立たない。一人がサボって走らなくても目立ちにくく、バレにくい。
立教はどんな状況であってもチームの為に『整備』する選手の集団であって欲しい。
この試合の課題は「詰めの甘さ」であった。
何度もビックゲインをするも、それが直接得点に繋がらない。
原因は幾つかあるが、ゲインした選手にもう少し余裕があればいいのだろうか。スピードを落としてでも確実に次のサポートにパスをするなり、無理なパスは放らずラックにするなり、より確立の高いオプションを選択する事が大切なのだろう。
もうひとつはボールを持っていない選手が次の攻撃に備えて準備をしていないこと。立教のアタックにはチームのルールがある。
攻める方向や攻めるチャンネル。そのイメージが15人の頭の中で共有されていると、より効率の良い動きができ、ワークレートが高まる。
まず意識の共有。それができたら次はポジショニング。次の攻撃を効果的にする為に次へ動き出さなければならない。
自分がボールに関わる仕事(ボールキャリア、スイープ等)をする時以外は、全て次の準備の時間である。
自分が次にボールに関わるのが3フェーズ後かもしれないし、2フェーズ連続で攻撃に参加する事もあるが、次の攻撃を予測して、相手の穴を見つけ、効果的なアタックを実現できるポジションに立つ。そしてコミュニケーションをとる。
そこまでが準備である。そこまで準備していて起こるミスなら仕方がないとも言えるかもしれないが、準備不足で起こるミスはひとつでも減らしたい。
前半一橋の激しい絡みにペナルティ(ノットリリース)を犯してしまったのも、予測と準備が足りなかった事で次の一歩が遅れてしまった事が原因だったかもしれない。
ラインアウトの修正と、ラインアウトモールの強化を行い、上記した「
準備する癖」を付け、試合で実現できれば、より隙の無いゲームができるだろう。
相手に一切スキを見せないラグビーを展開して欲しい。
次節は10月14日(日)東京大学戦となります。(14時KO)
前半戦のターゲットの試合となります。学生も目の色を変えて気持ちのこもったプレーを見せてくれると思います。
沢山のご声援をお願い致します。
- [2007/10/08 14:27]
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